通訳コース体験レポート
Our Classesーthe Experience
通訳プレップ(準備コース)体験レポート
通訳プレップ(準備コース)に参加しました。
まず最初に英文暗唱から始まります。このクラスではテキストの500以上の短い文章を全部暗唱する。しかも早く。というのがひとつの大きな目標とされています。
生徒は1週間の間に自宅で毎日繰り返し暗唱し、次の授業までに覚えた文章を増やしていき、最終的には500以上のセンテンスを全部、どこからあてられても、5分間で50以上を素早く暗唱できるというのが目標です。
これらの文章には、コロケーション、連語、決まり文句が多く含まれているので、これらを暗唱することで、様々な通訳シーンで、素早く表現したい英文がでてくるようになるからだそうです。まずは自分の英文の引き出しを多くすること。それなしに、通訳をするのは難しいという先生のお考えからです。
授業では、5分間でどれだけ暗唱できたかをはかります。生徒が二人一組でこれを3回行い、先生が結果を書き留められます。こういったことは、自宅でもできるかもしれませんが、毎週授業がある、そこでテストされるという環境にいるからこそ、さぼらずにできる気がしました。
英文暗唱の後は、英語の文節を短く区切りながら前から前から訳していく練習をします。教材は映画の数分のシーンです。
映画のワンシーンを見た後、スクリプトを見ながら一人ずつ、英文を短く切って、前から訳して意味を確認していきます。先生が適宜コメントされますが、この映画のシーンはホワイトハウスの中の会話で、こういう事件がアメリカであって。。。アメリカの議会のしくみはこうで。。。。等、文化的な背景を知らないと理解しずらいシーン等も説明してくださり、この日は”1993年の有名なたてこもり事件”のことを話してくださいましたので、家に帰ってネットで調べました。
前から訳した後、それをシャドーイングし、最後に全体を流してもう一度見ると、最初よりも、ぐっと理解できるようになっていることがわかりました。
意味がわからないものをシャドーイングしても意味がないから、毎日少しでいいから、映画でいいので、スクリプトがあるものを選んで、このような練習をするといいそうです。
またこのクラスでは文法の演習もあり、テキストから宿題が出され、それに対する質問等の時間もありました。
それから生徒には1週間120ページのリーディングが課せられているので、今週は何ページ読んだか、何を読んだか先生が確認されます。時間がない場合は、絵本でも、簡単なものでもいいからとにかく毎日読むことが、まずはすべきことで、慣れてくれば、また時間があればより難しいものを読めばいいそうです。
先生がおっしゃっていたのは ”英語を職業に使っている人、英語ができる人は、みんな毎日英文に触れているし、たくさん読んでいるので、まずそれをしないことにははじまららない。。。”
ということでした。
これは最初はかなりしんどい課題だと思いましたが、クラスの皆さんがんばってらっしゃいました。
参加してみて思ったのは、授業に来て参加するだけでなく、しっかり家で暗唱や予習をして参加したときに、得るものが多いクラスだと感じました。英語力を伸ばすのは毎日英語に触れる時間を増やすこと、暗唱等練習をすること等、自分にかかっていますが、ひとりでそういうことを継続するのは難しいですし、そのやり方も正しいかどうか判断しにくいです。週1回通訳プレップに参加して、先生と進捗を確認し、他の生徒さんのがんばりを見て刺激を受け、継続していくことで、学期の最後には、かなりの英語力がついているのではないかと思いました。
また自由に課題以外のことでも何でも質問でき、先生もしっかり答えてくださるので、半年の間に勉強しながらぶつかる様々な疑問もここで質問できると思います。
このクラスでしっかり学べば次の学期は、ビジネス通訳コースでも、十分にやっていける基礎力がついていることは間違いないと思います。
また先生がおっしゃていたのですが、これらの学習法や、ここで身につけた習慣は、1学期だけで終わりということではなく、コースが終わった後もずっと継続していける学習法で、自宅で続けて学習される方もいれば、例えば何度かの学期を継続して参加したり、通訳になった後でもこのコースを日々の学びのペースメーカー的なものとして受講される方も多いそうです。
ですから英語力をアップしたい様々なレベルの人に効果的なクラスだと感じました。
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