スピーキングのスピード

December 14, 2016

この連載の第一回目は、スピードについてお話しましょう。初心者のの方は経験がまだないかもしれませんが、聴衆を前に話すときには、時間が早く感じます。別の言葉で言うと、聞いている人が実際に感じているよりも、あなたには短く感じます。だから多くの人は早く話すことで調節しようとします。

 

どうしてこんなことが起こるかの私の持論ですが、脳の周囲に対する意識が増幅し、過剰になるからではないでしょうか。例えば事故を目撃した人が、全てがスローモーションのように感じたと後になって話すという現象も同じです。何か重大なことが起こっている時には、普段であればその背景にに紛れ込んでしまうような詳細にも意識を向けてしまうので、普段より沢山の情報を処理しなければならくなります。

 

もし会議室にいて一人二人の人に話している時であれば、その人達の表情やジェスチェーなどへの意識が強まり、それ以外のことにはそんなに注意を向けません。しかし、大勢の人がいる会議室全体に向けて話すとなると、全ての人の些細なリアクションやニュアンスへの認識の優先度が突然高くなります。

 

この問題の解決法は明らかに、あえてスローダウンすることです。もしかして、ゆっくり話しすぎてるのではと思うかもしれません。数名の人の前で話し、その時自分の声を録音して、それを聞いてみてください。私がコーチングをしたほとんどのスピーカーは調節しすぎじゃないかと心配しますが、ゆっくり話しすぎて失敗したしたなどという人はいません。

(起こらないとは思いますが、もしゆっくり話しすぎているなら、聞き手の反応を見て、少し早めるという方に調整できます)

 

通約する人はスピーカーより早く話すというケースもあるでしょう。逐次通訳をしているならスピーカーが注目されるべきなので、その注目を奪わないよう、通訳を手短に挿入するほうが適切だと感じるかもしれません。しかし、通約者が急いでその文章をかたずけようとすると話し手の適切なタイミングを邪魔しかねないということを覚えておいてください。

 

 同様に、聞き手が情報を受け止められるスピードにも限度があるので、そんなに早く話さないようにしたいでしょう。これについてはまた別の回にお話しますが。

現時点ではとにかくゆっくり話すようにしてみてください(そしてその声を録音してください)。そしてそれによってあなたのスピーチや通訳がよりよくなったかどうか試してみてください。

 

Dr. Daniel Papiaはジャーナリストとスクリーンライターとして活躍し、ディプロマットにてスピーカーやライターの指導をしています

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